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エンジンオイルが減る 原因は?ガラガラ異音がする。

車検整備の依頼。車検が切れていたために,車両運搬車での入庫になった。

車検整備と異音原因の点検に取りかかってエンジンオイルを点検すると、わずかにLOレベルくらいまで減っていた。

次に,オイルフィラーキャップとブローバイホースを点検すると,いずれもスラッジがかなり付着していて,明らかにオイル管理不良だった。

エンジンを始動するイヤなガラガラと異音が出ていた。

ほかの作業中だったので、すぐに作業はできなかったが、エンジンを始動するイヤなガラガラと異音が出ていた。

エンジンオイルを補充して始動すると,アイドリングではガラガラと異音が発生していたが,エンジン回転を上げるにつれて異音がエンジン上部から発生しているように聞こえた。

ガラガラ音の原因は?

サウンドスコープを使用してさらに点検を進めると,エンジン回転に比例していちばん異音が大きくなるのがタービン本体と判明した。

確認のためにターボのダクトを取りはずしてタービンのシャフト部分を点検したかったが,ほかの補機類がじゃまなのでタービン本体を取りはずすしかなさそうだ。

これまでの経緯を説明してタービン交換の許可をいただき,部品はリビルト品を手配。さっそく交換作業に入った。

取りはずしたタービンを点検すると、シャフトがガタガタになってしまって、シャフトのセンター位置がずれていた。

また,オイル管理不良のためにターボ用のオイルパイプも若干詰まりぎみだった。

リピルト品のタービンを取り付けて,パイプ類やプローバイ系統を清掃L.エンジンオイルとフィルタを交換して作業を終えた。

作業を終えて感じたこと

最近,ターボ車が見直されつつあり、各社から発売されているが,いまも昔もエンジンオイルの管理は車にとって基本中の基本だと思う。

特に小排気量車やターボ車のオイル管理は重要だ。

今回のように,オイル管理不良に関する不具合は修理費用も高額になる場合が多いため,あらためてユーザーを啓蒙していく必要があると実感させられた仕事だった。

整備備忘録

Posted by sawapon