ブレーキパッドの残量の確認方法や交換時期の見方を解説!
「ブレーキパッドが減ってきてる」とか「ブレーキの効きが悪い」など車の話では聞いたことがある会話だと思います。
でも実際は残量が減ってるって、どんな感じになっているかイメージがわかなかったり、
またどうやったら交換時期の見方ができるか判らない人も多いのではないでしょうか。
そんな方の為に、この記事ではブレーキパッドの残量の確認方法や交換時期の見方を紹介します。
ブレーキパッドとは?
ブレーキパッドとは、タイヤと一緒に回転しているディスクをブレーキパッドで挟んで回転を抑えて車を止めます。
摩擦ですのでパッドは減っていきます。パッドが無くなると当然ブレーキは効かなくなりますのでとても重要な部品になります。
ブレーキパッドの残量を確認する方法
ブレーキパッドの残量は基本目視でも確認できます。
アルミホイールの隙間からのぞくと確認できる場合もありますが、タイヤを外した方が確実です。タイヤ交換時など、ついでに診ておくのが良いですね。
タイヤを外さずに隙間から確認したい場合は、こちらの工具が便利そうです⇩
ブレーキパッドの残量測り方
前述しましたが目視でも残量の確認はできます。
ですが一輪にパッドは2枚、内側と外側に1枚ずつ取付られていますので、
内側のパッドの残量を測るとなるとブレーキキャリパーを外してパッドを取り外してゲージをあてて、それぞれ計測します。
ブレーキパッドの残量は音で確認できる?
限界残量の2ミリになるとパッドに取付けられているセンサーがブレーキディスクに接触して高い金属音「キーキー」が発生する仕組みになっています。
ブレーキパッドの残量確認は車検や定期点検でする
ブレーキパッドの残量確認は定期点検項目になっていますので乗用車の場合、車検時の点検と1年定期点検時に確認できます。
目視での確認ではなくて、しっかり分解した上での確認をしますのでパッドのあたり具合や段減り、片減りなどをチェックしますので予防整備にもつながります。
車検に必要なブレーキパッドの残量は?
車検時の検査ではブレーキが効くかどうか(決められた制動力があるか)を確認して合否を判定していますので極端なことをいえば0.1ミリしか残量が無くてもし車検が通ってしまいます。
ですので車検の時にブレーキパッドの残量は何ミリ以上という決まりはありません。
但し、実際に使用してての限界残量は2ミリとなっています。
ブレーキパッドの残量の見方 新品はどのくらい?
2ミリまでが限界残量なのですが新品時はどの位あるのでしょうか?残量がわかっていると新品時の距離数と残量計測時の距離数と比較して、何キロ走ったら何ミリ減るか予想がしやすくなりますよね。
実際の新品パッドの残量は車種やパッドのメーカーによって違いはありますが約8~11ミリが一般的な新品時の残量になります。
因みにリヤのブレーキパッドは新品時で8ミリ位の車種もあります。リヤブレーキの方がフロントブレーキよりブレーキ力の比率がちいさいので減りも遅いという訳で新品時でも少ない残量になっているのだと思います。
ブレーキパッドの交換時期はいつ?
ブレーキパッドの交換時期は厚みだけの判断だと2~3ミリで交換したほうが限界まで使い切った感がでます。
ですが実際は走行距離数や音が出てるなどの総合的な判断が現実的には必要になります。
自分で判断する場合、音が出てからだと遅いと個人的には思っていますし特にキーキー音ではなくゴーゴー音がしている場合は、すでに残量がなくなりブレーキディスクが削れてしまっている可能性があります。
また、パッドが減る目安としては「1万キロで1ミリ減る」という情報もありますが私は「5000キロで1ミリ減る」と先輩から教わっていました。
車種によっても違いがあるようで「トヨタ プリウス」では10万キロ走行で残量が4ミリあったケースもあります。
ですので定期点検などで判断して次回の点検まで大丈夫か整備の方からアドバイスを受けるのが安心で確実ではないでしょうか?
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