エンジン警告灯が点灯した原因 ガタガタ振動していた場合は?
エンジンをかけたらなんかいつもと違う感じ、
力もなくてアクセル踏んでもスムーズにエンジン回転があがらない
エンジンというか車全体がガタガタ振動している。
そしてエンジン警告灯が点灯している…。
こんな症状が出た場合、どんな事が原因か考えられるのでしょうか?
エンジン警告灯が点灯してガタガタ振動している場合に考えられる原因は?
エンジン警告灯が点灯した原因とガタガタ振動した場合について
まず最初に思いつくのがイグニッションコイルですね。
イグニッションコイルとは
エンジン内で噴射された燃料にスパークプラグで着火させ燃焼させる訳なんですが
このスパークプラグに着火させる電気を送る役目をしている部品になります。
エンジンの種類によってイグニッションコイルを使っている数は違いはありますが3~6個が一般に使用されています。
症状はガタガタするだけ?
このうちの一つが故障すると着火できなくなるのでエンジンがスムーズに回らなくなるのでガタガタと振動がでます。
信号待ちでアイドリングが低く「ドッドッド」と表現することが多く、実際に走行してもパワー不足を感じます。
信号が送れなくなるのでコンピューターが異常と判断し警告灯を点灯させます。
車種にもよりますが診断機で故障コードを読みだして絞り込みができます。
イグニッションコイルが原因の場合、「点火系一時信号」や気筒別にどのコイルが異常だったか記録している場合があります。
交換費用はどのくらい?
イグニッションコイルの値段は各メーカーによって違いますが一本1万円前後+必要数が目安ではないでしょうか。
工賃ですが、これもエンジンによって値段の差があります。
約4000円から20000円位の金額の幅があるようです。
比較的、軽自動車など排気量が小さい車は作業が簡単なのが多い傾向にあるのに対し排気量が多い乗用車になると作業が複雑化している場合もあります。
最近のスパークプラグは10万㌔まで点検交換不要のイリジウムプラグなどが採用されているので交換頻度が少ない前提でエンジンが組まれているので交換時の作業が複雑なのだと思います。
でも、かんばってイグニッションコイルを交換したのに症状が変らない!?てこともあります。
イグニッションコイルを交換したのに症状が変わらなかった!どうする?
折角交換したのに症状が変らなかった!というケースもあります。
実際はもう少ししっかり故障診断をしとけばイグニッションコイルではない判断をできたかもしれません。
他に考えられる故障個所はなんでしょう
スパークプラグ
前述してますが、イグニッションコイルからの信号を受け燃料に着火させる役目をもっているスパークプラグ。
当然スパークプラグが故障したら燃料に着火できなくなるので同じ症状になります。
イグニッションコイルと同時交換する場合も多いです。
費用はスパークプラグ単体であれば1本600円位からでイリジウムプラグなどは1本1800円位と高額になってきます。
フューエルインジェクター
火花の状態が問題なくても燃料がきてなけれれば着火しません。
結果、症状はほぼ同じです。
エンジン内に燃料を霧状に噴射させているのがフューエルインジェクターと呼ばれている部品です。
小さな穴から噴射されるためエンジン内のススなどや汚れにより目詰まりなど起こす場合があります。
エンジン警告灯が点灯している場合、コンピューターの診断内容がイグニッションコイルと違ってきますので初期段階でしっかり点検しておけば無駄な手間ははぶけると思います。
インジェクター洗浄剤という燃料にいれてフューエルラインをきれいにしてくれる添加剤もありますが、詰まってしまってからだと改善効果は薄く予防整備的な要素が強いです。
少し年数が経っている車で車検時に入れてあげると良いかもしれません。
インジェクター交換費用は?
インジェクターの部品価格はエンジンによって違いはありますが1本¥15000位で結構高額商品です。
工賃もイグニッションコイルと同様、エンジンによって差があります。
詰まっていたインジェクターだけ交換というよりは全数交換がオススメですが高額になるのでお財布と要相談ですね。
イグニッションコイルとプラグとインジェクターを判断する方法
エンジン警告灯が点灯してガタガタ振動していた場合で考えられる原因をしぼって
イグニッションコイルとスパークプラグとインジェクターの3つの場合にどれが原因か判断する方法を紹介します。(推奨されてる点検方法ではないと思いますのであくまで自己責任です)
判断しやすい車両は軽自動車や低排気量車(3~4気筒エンジン)です。
まず、既にガタガタしている状態でイグニッションコイルをエンジンから半分くらい抜いていきます。
そうするとエンストするか、しそうになるくらい回転数が落ち込むところと何も変化がないところがでてきます。
ここで、どの気筒で不具合があるのか絞り込みができました。
変化のないところが異常ですね。
そして回転数の変化のないイグニッションコイルと変化のあるイグニッションコイルを移し替えます。
移し替えた気筒に変化があればコイルの不良と判断できますが、そうではなかった場合はスパークプラグを移し替えます。
同じように移し替えた気筒に変化があるか判断しますが変わらなかった場合はインジェクターと絞込みできます。
さらにエンジン警告灯が点灯している場合、インジェクターが詰まっていると燃料が薄くなっているのでコンピューターが通常と違うと判断して警告灯を点灯させていますので判断材料にはなると思います。
まとめ
インジェクターの詰まりの頻度はすくなく、タイトルのような「エンジン警告灯が点灯してガタガタ振動していた」場合、圧倒的にイグニッションコイルの原因が多いため症状を聞いただけで判断していますと誤診をしてしまい易いと思います。
やっぱり初期の診断で、しっかり診断できたら後々苦労せずに済むもんだと改めて思いました。
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